気管支/肺胞の解剖!!

呼吸 respiratory

今日の学びは気管支から肺胞についての解剖を話していきます。知らなくてもいいけど、知っているとと~~てもためになりま~す。みんなで勉強していきましょう。

アラフォー理学療法士(Pysical Therapist:以下PT)のシンディです。

このブログでは、私が勉強してきたことや考え方、この治療ってどうなのかなとみんなが疑問に持っている事など(また趣味の筋トレとかも・・・)をなるべくわかり易く伝えていきたいと考えています。ぜひ読んでいってください。

気管支

以前の記事で、肺の区域まで話しましたね。最初の気管分岐部で左右に主気管支分かれてから23回分かれて肺胞に到達します。余談ですが、右気管支25°左気管支45°で右気管支のほうが太いため、誤嚥した場合に異物が入りやすく、右肺のほうが誤嚥性肺炎になりやすいよ!!赤い線青い線で色分けしていますが、赤い線までは気管支に軟骨や絨毛があって、青い線から下ではガス交換がされています。

小葉気管支までは、線毛の働きで異物を移動できるんだね。それより先は、線毛による働きはなくなるため、重力と気流が大事になります。今回は話しませんが、体位や排痰法などです。

 線毛運動により、異物を運んでいるんだね。この運動が低下することも覚えておきましょう。
通常、体温37°で飽和水蒸気圧は47㎜Hg、咽頭レベルで80%(相対湿度)気管分岐部レベルで100%となっていますが、体温の低下や乾燥によりこの線毛の働きは低下し、粘液が乾燥してしまう→呼吸仕事量の増大、気道閉鎖の危険、感染、細胞損傷などがおこります。よって人工呼吸器管理時などには乾燥を防ぐため人口鼻などが使用されています。
冬になると乾燥もします。季節によって感染症(インフルエンザとかね)を起こすリスクも多くなりますね。

肺胞

肺胞は3億個あると言われています。表面積はテニスコート1面ぐらい(50~100m²吸気時に100m²になるよ。肺胞毛細血管は300m²にもなるそうです) ここでガス交換がされます。酸素を取り入れ二酸化炭素を排出します。常時、残気量があり完全に縮むことはないですよ。また、肺サーファクタント( Pulmonary surfactant、肺表面活性物質)表面活性剤があることで肺を広げる力を少なくしています。完全に縮んでしまって、また空気を入れるとなると大変ですもんね。例えば、風船を最初に膨らませるときは大きく息を入れないと膨らみませんが、いったん空気が入ると完全に縮ませなかったら小さい空気でも簡単に膨らみます。人工呼吸器でもPEEP(呼気終末陽圧型人工呼吸 PositiveEnd-expiratory pressure)をかけて虚脱を防ぐこともしていますもんね。うちの病院人工呼吸器付けている人いないや。勉強会で講師の先生が言ってました。

拡散

拡散とは何ぞや?肺胞と毛細血管の間には間質って場所があります。そこで、酸素と二酸化炭素が行き来しています。そのとき、拡散現象:分圧の格差によって勝手に移動すること。それはFickの拡散法則で話ができるのですが、よくわからなーい!!って思うのですが、自己満ですがこれも図を載せます。

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Fickの拡散の法則

やめてくれ!!この図見てもよくわからないので簡単に言うと、二酸化炭素は壁が厚くなっても通りやすいけど、酸素は通りにくくなってしまうってことです。ざっくりですよ!!だから間質に炎症が起きると酸素がヘモグロビンに渡しづらくなり、呼吸困難になりやすいです。

間質性肺炎とは-原因の6割近くが不明、治療には分類や重症度の正しい ...
図:MedicaL Note 参照

間質性肺炎の方が↑です。進行すると線維化してしまうため、聴診をすると吸気時にパリパリという音が聞こえます。(捻髪音・下肺野に多く聞かれます。)私も聞いたことがありますが、本当にパリパリ・チリチリという音が聴診できます。膠原病やアスベスト、薬剤性(抗がん剤など)、喫煙、その他原因不明ですが、こういった原因で間質性肺炎/肺線維症(特発性)となります。

今日の肺の解剖はここまでです。理解できたでしょうか。私も復習します。

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