運動って意味あるの?実は万能薬!!

Exercise

こんにちわ(^^♪

アラフォー理学療法士(Pysical Therapist:以下PT)のシンディです。

このブログでは、私が勉強してきたことや考え方、この治療ってどうなのかなとみんなが疑問に持っている事など(趣味の筋トレもできたら・・・)をなるべくわかり易く伝えていきたいと考えています。

では早速ですが、今日のテーマは「運動ってする意味あるの?」患者さんは筋肉をほぐしてくれればいいって言うし、筋力増強運動が効果がイマイチ解らない!どうやって運動の大切さを患者さんに伝えよう?と悩むことないですか?そんな時は、運動の有益性について文献を元に話しましょう。

Exercise is the Real Polypill

「運動は、本物のポリピルです」というタイトルです。

ポリピルって何? 

っていきなり躓きました。転倒注意です。ポリピルとは:心臓疾患などの慢性疾患患者で、多くの薬の服用していて、飲むことに難渋しています。そこで、複数の異なる薬剤を配合した薬のことをポリピルと言います。

ということは、運動は万能薬!!って私は解釈しました。

ざっくりその内容を言います。

1.心血管疾患および全死亡率のリスクを低減する

 定期的な運動は、高血圧脳卒中メタボリックシンドローム2型糖尿病乳癌および大腸癌うつ病、および転倒のリスクを低下させる強力な疫学的証拠がある。と記載しています。

例えば、運動を行うことで、HbA1cの値を0.67%減少する。(HbA1cは、糖尿病の方の生理検査の値)総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリドのそれぞれ、0.4% 2.1% 1.5% 5.7%変化させるとあります。このことで高血圧の方の血圧の低下に効果があり、収縮期血圧3.87㎜Hg下げる効果があるとも述べられています。


また、血栓症関連の心血管疾患の減少を示し、心筋梗塞、脳卒中の死亡率を低下させる。また、骨格筋(骨を動かす筋肉)には薬を製造するとも言われ、タンパク質、成長ホルモン、サイトカイン(細胞から分泌されるタンパク質)を含む数百の分泌物を放出しています。そのため、筋力低下の改善のみではなく、インスリン抵抗性(糖尿病)の向上、肥満の改善、幹細胞の増加→脳再生能力・認知能力の改善が考えられるとも書いてあります。

ここまで読むと、言うことないじゃん!!って思うけど、単発的な運動ではなくほとんどが定期的に運動をしているってことが大事です。また、中・高負荷のトレーニングをすることでより効果的とも書いてあります。どのくらいかは不明瞭でしたが‥‥。500もの文献をまとめた文献でもあります。すごい!!

この文献を翻訳して読んだ後、ほんの一部でも患者様に伝えると運動入力がスムースになり、信頼関係が築けました。今日もありがとう文献!!

私も、ほぼ毎日!自宅でできる自重トレーニングや今流行りのHIIT(High Intensity Interval Training)をYouTubeを見ながらハアハア言いながら行ってます。(ちょっと前はTABATAトレーニング)薬を使わなくても健康な体でいられるように今日も腕立て、スクワットを頑張ります。

今日の文献    

Exercise is the Real Polypill.September 2013Physiology 28(5):330-58

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