こんにちは(^^♪
アラフォー理学療法士(Pysical Therapist:以下PT)のシンディです。
このブログでは、私が勉強してきたことや考え方、この治療ってどうなのかなとみんなが疑問に持っている事など(また趣味の筋トレとかも・・・)をなるべくわかり易く伝えていきたいと考えています。ぜひ読んでいってください。
今日は、18~19年前の実習生時代の話をします。なんで今と思いましたか。今年度は、COVID-19の影響で、たぶんほとんどの学校で3,4年次の評価・総合実習は無いと聞いています。そこで、18~19年前の実習はどうであったかをエピソードを交えて話したいと思います。今の実習とは違いますがね。いろんな意味で良き時代でした。
3年次の評価実習の時の話を今日はします。
私は、4年生の専門学校を卒業しているのですが、3年次に評価実習3週間、4年次に総合実習8週間を2回行いました。今でもこの期間はほとんど同じかな?評価実習3~4週、総合実習8~10週くらいかな。評価実習場所は、県外で初めての一人暮らしでした。
当時の私は、とても頭が悪くて・・・「今も同じですが(*´Д`)」バイトにバンド活動、サッカーにスノボ、飲み会・・・と忙しい日々を送っていました。そのため、テストもいつもギリギリって感じで何とか実習に行けることになりました。
実習先の様子ですが、急性期の病院だったと思います。今は違うみたいですが・・・(久しぶりにネット検索してしまいました)ほとんどが見学で、当時理学療法士は4人だったと思います。担当バイザーを主として他の3人の先生の見学をしていました。
今考えると本当に頭が悪かったんだと思うことは、バイザーから「脳出血で一番多い部位はどこだと思う?」と質問され「黒質ですか?」って答えて、はいレポート書いてきてね(^_-)-☆って感じでした。(ちなみに被殻ですかね)他にも、「GATE Control Theoryって知ってる?」って聞かれ何のゲートですかみたいな、はい調べてきてねって感じでした。学校で習ったっけ?毎日知らないことばっかりで、本当にスポンジに水を入れるように覚えていきました。なので、慣れない環境での緊張による疲労と寝不足がマックス、症例レポートや課題レポートで夜の睡眠時間は3~5時間で日曜日に寝だめ(10時間ぐらい)って感じで実習を行っていました。
初めての一人暮らしで初めての自炊、米は焚けたけど、他ができずいつも帰りにコンビニによっておかずやらラーメン、パンを買って食生活は最悪でした。だから、バイザーや先生方がご飯に誘ってくれたりしたときは、本当にうれしかったのを覚えています。タダ飯だぞ(#^.^#)たくさん食べろ!!ありがとうございました。
そんな実習で大事件が2つありました。後輩や学生には酔ったときしか言えません。言うんか~い!!
1.大遅刻!!
先ほども常に寝不足と言ってましたが、いつもは携帯のアラームと目覚まし時計を常にセットして起きていたんですが、なぜかすべてに気づかず、携帯が何度かなったところで、起きて時間を見ると就業時間(8時30分)!!ええええええええ!!!ってなって、何度も着信があり(バイザーや他の先生から)宿舎が病院と少し離れていたので、40分も遅刻してしまいました。病院についてバイザーの先生に怒られ、反省文を書き、午前中は見学禁止で学生室で待機!(少し寝ました。こら!!)となりました。
2.転倒!!
脳出血で左片麻痺の患者様を担当していて、病室からリハ室までの移乗・移送は実習後半から私一人で行うよう許可が出てました。患者様の身体状況は、B.R.S 上下肢共にstageⅡ~Ⅲで一見弛緩様レベル。介助は、両腋窩介助で移乗を行っていました。その日も移乗を行おうとしたら、患者様から「今日は、一人で行いたい」と言われ、評価もできていないのに「わかりました」と答え少し離れ見ていました。(一応助けられるだろう位置にいたつもり・・・)ベッドから車いすに左側への移乗で、今考えるとかなりのリスクあり。しかも、私より背が高く、体重もある方でした。移乗動作中膝折れが起き、左側に転倒 とっさに支えけど耐えられなく、左顔面から転倒。骨折はなかったですが、皮下出血し青あざになってました。もうその後は、看護師さんを呼び、バイザーの先生も来てバタバタバタバタ・・・私も心臓がバクバクして、何が何だかわからず、「すみません。」って何度も言ってたと思います。 バイザーからも相当怒られ「移乗」に関してのレポートをだされ、これで担当も外されるなと思っていました。ですが、患者様が「俺がやりたいって言ったからやった」とバイザーの先生に話をしてくれて、実習の最終日まで担当は外されず評価やちょっとした治療まで介入させて頂きました。本当に患者様には感謝しかなかったです。 実習も終了になるんじゃないかと思っていましたから、担当のバイザーの先生方にも本当に感謝です。
こんな2つの大事件と学力がない学生が、評価実習を何とか本当に何とか終了できました。私がバイザーだったら、すぐに学校の先生呼んで実習終了にするぐらいのやらかしようです。こんな実習を通ってきたから、学生には偉そうなことは本当は言えません。もう一度実習を行えって言われても無理です。
学生さんは、親元を離れ初めて1人暮らしでホームシックになる人もいるし、(私です)食生活は最悪だし、(これも私です)寝不足にもなります(全部私です。勉強もしてきません)。こんな私でもPTになれました。今の学生さんたちのほうが本当に頭はいいしいい子ばかりです。自信をもって実習や社会に飛び込んでください。こんな落ちこぼれでもなんとかやってるんですから。
次回は、臨床実習の話をしようかな?またよろしくお願いします。
参考サイト・文献
CLINICAL PRACTICE OF GERIATRICS 高齢者の脳出血の現状
痛みの抑制理論「ゲートコントロール説」の現代的意義は?週刊日本医事新報 4818号
今日も、過去の自分、文献ありがとう!!
コメント