関節運動学!!足部の構造!!触診!!Part2

Exercise

 こんにちは!!前回に続き今日も、足部の関節運動学について話していきますね。足部の関節もたくさんあるので後半になります。足部の関節を知ることで、治療の幅が広がるよ。しっかり勉強していきましょう!!

このブログでは、私が勉強してきたことや考え方、この治療ってどうなのかなとみんなが疑問に持っている事など(また趣味の筋トレとかも・・・)をなるべくわかり易く伝えていきたいと考えています。ぜひ読んでいってください。

まずこの記事を見る前に、「関節を動かすときの基礎!!関節運動学!SJFやAKA!!」「関節運動学!!足部の構造!触診!!part1 を見てね。Part1はちょっと長すぎましたね。今回は少し短めで、楔舟関節からどうぞ!(^^)!

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  1. 足部おさらい
  2. 楔舟関節けつしゅうかんせつ(Cuneonavicular joint)
    1. 関節の構造
    2. 関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )
  3. 楔間関節けつかんかんせつ(Intercuneiform joint)
    1. 関節の構造
    2. 関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )
  4. 楔立方関節けつりっぽうかんせつ(Cueocuboid joint)
    1. 関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )
  5. 足根中足関節そくこんちゅうそくかんせつ(Tarsometatarsal joint、Lisfranc’s joint)
    1. 関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )
  6. 中足間関節ちゅうそくかんかんせつ(Intermetatarsal joint)
    1. 関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )
  7. 中足指節関節ちゅうそくしせつかんせつ(Metatarsophalangeal joint)
    1. 関節の構造
    2. 関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )
  8. 足の指節間関節しせつかんかんせつ(Interphalangeal joint og foot)
    1. 関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )
  9. 触診(Palpation)
    1. 内側面
    2. 外側面(前回の続きで立方骨から説明するよ)
    3. 背側面
  10. 運動学(Kinematics)
    1. 回内-回外(内がえしー外がえし)
    2. 内転ー外転運動
  11. SJF検査技術
    1. 楔舟関節:滑り法(gliding)
    2. 楔間関節 :滑り法(gliding)
    3. 楔立方関節 :滑り法(gliding)
    4. 足根中足関節 :滑り法(gliding)
    5. 中足間関節:滑り法(gliding)
    6. 中足指節関節: 滑り法(gliding)
    7. 中足指節関節: 傾斜法(tilting)
    8. 足の指節間関節: 滑り法(gliding)
    9. 足の指節間関節: 傾斜法(tilting)

足部おさらい

 足部は、衝撃を吸収・分散し安定とスムーズな体重移動を行うため、足部には28個の骨が多数の関節を形成し、足弓そくきゅう(アーチ)を作っています。
 脛骨けいこつ腓骨ひこつ距骨きょこつ踵骨しょうこつ舟状骨しゅうじょうこつ立方骨りっぽうこつ内側楔状骨ないそくけつじょうこつ中間楔状骨ちゅうかんけつじょうこつ外側楔状骨がいそくけつじょうこつ中足骨ちゅうそくこつ(5個)・基節骨きせつこつ(5個)・中節骨ちゅうせつこつ(4個)・末節骨まっせつこつ(5個)

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.127
引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.127

足部の関節は、下腿部、足根部、中足部、足趾の関節と大きく4つに分けられる。

楔舟関節けつしゅうかんせつ(Cuneonavicular joint)

舟状骨と第1,2,3楔状骨(内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨)により構成される複合関節で、楔状骨同士は楔状くさびじょうに連結し1つの骨のように機能します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.134

関節の構造

舟状骨前面と第1、2、3楔状骨との間にある半関節です。関節の形状は、舟状骨関節面がわずかに凸3つの楔状骨の関節面が凹です。

関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )

関節包は、軟骨縁に付着し、後述する楔立方関節、楔間関節と一部共有しています。

背側
背側楔舟靱帯:舟状骨背側面から起こり、第1、2、3楔状骨の背側面に至ります。

底側
底側楔舟靱帯:舟状骨下面から起こり、第1、2、3楔状骨の底側面に至ります。

楔間関節けつかんかんせつ(Intercuneiform joint)

3つの楔状骨間に位置する関節で、靱帯で強固に連結され、横足弓(横アーチ)を形成しています。

関節の構造

楔状骨間にある半関節で、関節面の形状は、第1・第3楔状骨関節面がわずかに凹面を成し、中央に位置する第2楔状骨が凸面を成します。

関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )

関節包は、前述した楔舟関節と一部共有しています。

骨間
 骨間楔間靱帯:第1、第2、第3楔状骨の間に位置します。

背側
 背側楔間靱帯:第1、第2、第3楔状骨の背面に位置します。

底側
 底側楔間靱帯:第1、第2、第3楔状骨の底側面を横走し、第1・第2楔状骨、第2と第3楔状骨をつないでます

楔立方関節けつりっぽうかんせつ(Cueocuboid joint)

立方骨と第3楔状骨からなり、楔間関節と同様に靱帯で強固に連結して、横足弓(横アーチ)を形成しています

関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )

骨間
骨間楔立方靱帯:立方骨と第3楔状骨の間に位置します。

背側
背側楔立方靱帯:立方骨第3楔状骨の背側面に位置します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.135

底側
底側楔立方靱帯: 立方骨第3楔状骨の底側面に位置します

足根中足関節そくこんちゅうそくかんせつ(Tarsometatarsal joint、Lisfranc’s joint)

足根骨遠位列と中足骨底からなり、リスフラン関節(Lisfranc joint)と言われています。第1楔状骨と第1中足骨間のみ独立した関節包をもつ単関で、残り4つの関節は関節包を共有する複関節です。また、この関節は直線的ではなく、交互に凹凸となっています。この形状で、運動を制限しており、横足弓(横アーチ)を強化しています。特にアーチ天井部分にあたる第2中足骨部は、3面が適合しているため強固に運動制限されています。

参照:ショパール関節とリスフラン関節 | 徹底的解剖学 (anatomy.tokyo)

関節の構造は第1楔状骨と第1中足骨間は鞍関節、他の部分は半関節。関節の形状はほぼ平面状です。

関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )

第1楔状骨と第1中足骨間のみ独立した関節包をもっています。残りの4つの関節は関節包を共有しています。

骨間
 骨間楔中足靱帯: 第1楔状骨と第2中足骨底の間、第3楔状骨と第4中足骨底との間にあります。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.136

背側
 背側足根中足靱帯:楔状骨および立方骨の背側面から起こり、中足骨底の背側面にあります。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.136

底側
 底側足根中足靱帯:背側足根中足靱帯と同様で、底側面にあります。

中足間関節ちゅうそくかんかんせつ(Intermetatarsal joint)

第1から第5中足骨の隣接する中足骨底間の関節です。平面上の半関節であります。特に第2中足骨は周囲の骨により強固に固定されます。関節包は、足根中足関節と共有する複合関節です。

参照:足部の支持基底面 | 足とからだサポート (ameblo.jp)

関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )

関節包は、足根中足関節と共有しています

骨間
 骨間中足靱帯:第2中足骨から第5中足骨底のそれぞれ向かい合う面の間に位置しています。

背側
 背側中足靱帯:第2・3中足骨、第3・4中足骨および第4・5中足骨間の背側面に位置しそれぞれ横走します。

底側
 底側中足靱帯:背側中足靱帯と同じで底側面にあります。

中足指節関節ちゅうそくしせつかんせつ(Metatarsophalangeal joint)

足趾の関節は、歩行時の推進力を発揮させるため、手指と違い可動範囲(特に伸展)が大きくなっています。

関節の構造

中足骨頭と基節骨底からなる球関節で、関節頭である中足骨頭の曲率が関節窩の基節骨底のそれよりも大きいため、関節自体の適合性はゆるい構造となっています。

関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )

関節包はゆるいです。内外側には側副靱帯が、また底側には底側靱帯があり、中足骨頭と基節骨底をつなぎ関節包を補強しています。また各中足骨頭間には深横中足靱帯があります。なお背側は、伸筋腱膜が存在します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.138

足の指節間関節しせつかんかんせつ(Interphalangeal joint og foot)

各指節骨頭と指節骨底との間の関節で基節骨と中節骨との間を第2~5近位指節間関節、中節骨と末節骨間間の第2~5遠位指節間関節と言います。母趾は母指指節間関節と言います。

関節包(Joint capsule)・靱帯( ligament )

内外側には側副靱帯が、また底側には底側靱帯があり、関節包を補強しています。背側は伸筋腱膜が存在しています。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.138

触診(Palpation)

内側面

距骨頭:脛骨の内果の最下端の前下方に位置します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.141

舟状骨粗面:距骨頭から1横指遠位に内側アーチの最突出で部で触れます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.141

距舟踵関節の確認:術者の左手で距骨を把持し、右手の母指と示指で舟状骨を背・底側から把持し底背側方向へ動かします

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.141

第1楔状骨:舟状骨粗面からさらに1横指遠位には、第一楔状骨が触れます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.141

楔舟関節の確認:術者の左手の母指を舟状骨にあてて、右手の母指と示指で第1楔状骨を背側および底側から把持し底背側方へ動かすことによって楔舟関節を確認します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.142

第1中足骨底:第1楔状骨からさらに一横指遠位には、第1中足骨底が触れられます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.142

足根中足関節(リスフラン関節)の確認:術者の左手の母指で第1楔状骨を、右手の母指・示指で中足骨底を背側・底側から把持し、底背側方へ動かし確認します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.142

第1中足骨頭:第1中足骨底から中足骨を遠位にたどっていくと、膨隆部が触れられる部分が中足骨頭が位置します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.142

中足指節関節の確認:第1中足骨頭の膨隆部を母指と示指で把持し、他手の母指と示指で第1基節骨底を背側・底側から把持し、底背側方へ動かすことで中足指節関節を確認します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.143

外側面(前回の続きで立方骨から説明するよ)

立方骨:外果下端にある踵骨外側面から一横指前方には立方骨があります

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.144

踵立方関節の確認:術者の右手母指で踵骨外側面をおさえ、左手の母指と示指で立方骨を背側と底側から把持し底背側方へ動かすことで確認します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.145

第5中足骨底(茎状突起):立方骨をさらに遠位には、第5中足骨の茎状突起の突出部が触知できます

足根中足関節(リスフラン関節)の確認:術者の母指と示指で立方骨をおさえ、左手の母指と示指で第5中足骨底を背側と底側から把持し、底背側方へ動かすことで確認します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.145

第5中足骨頭:第5中足骨底から中足骨を遠位にたどっていくと、膨隆部が触れられそこに第5中足骨頭を触知できます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.145

第5中足指節関節の確認:第5中足骨頭の膨隆部を術者の右手の母指と示指で把持し、左手の母指と示指で第5基節骨底をそれぞれ背側および底側から把持し、底背側方へ動かすことで中足指節関節を確認します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.146

背側面

距骨滑車:距腿関節中間位において、脛骨の前面を遠位にたどり足背に触れたところに距骨頸が位置し、底屈していくと距骨滑車が突出し触知できます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.146
引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.146

舟状骨:距腿関節中間位において、脛骨前面の最下端部より1横指遠位に触知できます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.147

第2楔状骨:脛骨前面の最下端部より2横指遠位に位置する。もしくは第2中足骨から近位に向かい第1楔状骨の外側の位置に触知できます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.147

楔舟関節の確認:術者の左手の母指と示指で舟状骨を、右手の母指と示指で第2楔状骨をそれぞれ背側および底側から把持し、底背側方へ動かすことで確認できます

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.147

第1楔状骨および第3楔状骨:第2楔状骨の内側には第1楔状骨(第1中足骨から近位に向かい触知)外側には第3楔状骨(第3中足骨から近位に向かい触知)位置します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.147

運動学(Kinematics)

回内-回外(内がえしー外がえし)

シンディ
シンディ

前回のおさらいです。
足関節・足部における「外がえしと内がえし」および「回外と回内」の定義
 外がえしと内がえし:足関節・足部に関する前額面の運動で、足底が外方を向く動きが外がえし、足底が内方を向く動きが内がえしである。
 回外と回内:底屈,内転,内がえしからなる複合運動が回外、背屈,外転,外がえしからなる複合運動が回内である。母趾・趾に関しては、前額面における運動で、母趾・趾の軸を中心にして趾腹が内方を向く動きが回外、趾腹が外方を向く動きが回内である。
                               
   参照:関節可動域表示ならびに測定法改訂について(2022年4月改訂) (jspo.jp)
ということは、ここでの内がえし/外がえしは回外/回内ですので、ちょっと解りづらいですが、私も覚えなおしますので、皆さんも気を付けてください。

☆回内-回外(新用語では内がえしー外がえし):第2中足骨を中心にした回転運動。足底が内方に動く動きを回外、外に動くことを回内と呼びます。大半の動きはショパール関節(横足根関節)とリスフラン関節(足根中足関節)が占めており、その間の関節は、少しずれる程度です。

楔舟関節:3つの楔状骨が1対となって、舟状関節面上をわずかに回転します。
楔間関節:第1・2・3楔状骨は強固に連結され、ているのでわずかしか動かない。
楔立方関節:楔間関節と同様に連結が強固なためほとんど動きがなく、わずかにずれる程度です。
足根中足関節:回外(外がえし)すると、独立している第1楔状骨ー第1中足骨の関節は、回転します。残りの2~5足根中足関節は、下方へずれます。(立方骨ー第4・5中足骨の関節が大きい)
中足間関節:この動きは足根中足関節と連動して起こり、第2中足骨を中心にわずかにずれます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.154

内転ー外転運動

ョパール関節(距踵舟関節+踵立方関節)で生じるこの運動は、距舟部が凸、踵立方部が凹となる。そのため、内外転方向の動きは制限されます。しかし、内外反を伴うことで、内外に変位を可能とします。したがって内転運動は、舟状骨後関節面および立方骨後関節面は、回転しながら内方へ滑ります。外転はその逆です。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.155

SJF検査技術

楔舟関節:滑り法(gliding)

足部を半回内位内がえし:LPP)。術者の左手の母指と示指で舟状骨を挟み、右手で楔状骨を把持し底背側に滑らせます。背側に滑らす=底側楔舟靱帯、底側に滑らす=背側楔舟靱帯を緊張させ硬さをみま。関節包も緊張します。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.158

楔間関節 :滑り法(gliding)

足部を半回内位内がえし:LPP)。 術者の左手の母指と示指で第2楔状骨を挟み、右手で隣接する第1楔状骨(第3楔状骨)を把持し底背側に滑らせます。背側に滑らす=底側楔間靱帯、底側に滑らす=背側楔間靱帯を緊張させ硬さをみます。骨間楔状靱帯で強固に連結されているため、滑りは他の骨に比べて僅かです。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.158

楔立方関節 :滑り法(gliding)

足部を半回内位内がえし:LPP)。 術者の 右手で楔状骨全体を把持し 左手の母指と示指で立方骨を挟み、底背側に滑らせます。背側に滑らす=底側楔立方靱帯、底側に滑らす=背側楔立方靱帯を緊張させ硬さをみます。 楔間関節同様に骨間楔立方靱帯で強固に連結されているため、滑りは僅かです。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.158

足根中足関節 :滑り法(gliding)

足部を半回内位内がえし:LPP)。 術者の 左手の母指示指で楔状骨を挟み 右手で中足骨を把持し、底背側に滑らせます。背側に滑らす=底側足根中足靱帯、底側に滑らす=背側足根中足靱帯を緊張させ硬さをみます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.159

中足間関節:滑り法(gliding)

足部を半回内位内がえし:LPP)。 術者の 左手で第2中足骨を挟み 右手で隣接する第1中足骨を把持し、底背側に滑らせます。 背側に滑らす=底側中足靱帯、底側に滑らす=背側中足靱帯を緊張させ硬さをみます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.159

中足指節関節: 滑り法(gliding)

中足指節関節を中間位LPP)。 術者の 左手で中足骨を挟み 右手で基節骨を把持し、底背側に滑らせます。関節包の硬さをみます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.159

中足指節関節: 傾斜法(tilting)

中足指節関節を中間位LPP)。 術者の 左手で中足骨を挟み 右手で基節骨を把持し、底側に傾斜させます。同様に内側・外側も行う。底側へ傾斜=底側靱帯、内側へ傾斜=内側側副靱帯、外側へ傾斜=外側側副靱帯

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.159

足の指節間関節: 滑り法(gliding)

指節間関節を軽度屈曲LPP)。 術者の 左手で基節骨(中節骨)を挟み 右手で中節骨(末節骨)を把持し、底背側に滑らせます。 関節包の硬さをみます。

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.160

足の指節間関節: 傾斜法(tilting)

指節間関節を軽度屈曲LPP)。 術者の 左手で基節骨(中節骨)を挟み 右手で中節骨(末節骨)を把持し、底側へ傾斜させます。 同様に内側・外側も行う。底側へ傾斜=底側靱帯、内側へ傾斜=内側側副靱帯、外側へ傾斜=外側側副靱帯

引用:SJF 関節ファシリテーション第1版 宇都宮初夫、p.160

シンディ
シンディ

今日はここまでです。足の関節多かったですね。こんなに触って臨床でも動かしているのと思われる方。1回の介入で慣れてくるとある程度の関節を診ていますよ。検査+治療として。最初はゆっくりでも触診から徐々に行うと、どこに何の関節があるかが解り、動きを出せれますよ。 前回と今回のブログの更新は遅かったですが、次はなるべく早く更新しますね。最後まで読んでくれてありがとうございます。また読みに来てください。

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